第11話目「オリジナル・キュー」

ここから開発の話をするのかと思いきや、よりSFになりましたね。

ラスト・ワルツの対抗馬としてのゲーム開発を開始したのですが、コノハが書いている絵がリアルタイムに守くんのモニタで表示されているのは、どんだけコノハが好きなんだと思ってしまいました。

守くん、Windows使っているじゃないか

ゲームを作っているといっても、作画とプログラマしかいないので、音、シナリオ、グラフィッカー等々の担当がおらず、自分はシステム屋だから、コノハに「お前が一人で作るしかないんだ」とのキツイ一言。

まぁ、一人だけでヤレっとは思ってないけど、プログラマってそう言い方するよね。私も含め。

そこで出てきたのが、リアルでも流行りのAI(笑)です。

コノハの絵を学習データとして、生成するという守に対して、難色を示すコノハですが、クラウドで不特定多数の人に利用されるのを危惧しているのでしょうが、OC(original cuu)として崇められている絵なので、すでに取り込まれそうですよね。

学習した絵からいくつかのパターンのキャラを生成し、塗る方の変更も可能。

この辺り、リアルと対し変わらないですね。そして、さすが社長、経済雑誌ですかw

本屋でいつも思うのですが、経営者が経済棚にあるAI本を読んでいるのを見ていると「この人たちは本当に、大丈夫かな?」っと思ってしまいます。

そいえば、前にインプレスで回収された例のアレも経済棚にありましたね。

それはさておき、PC98偏愛者である守くん。

キーボードを見た感じ、PC98系のキーボードぽいですね。使っているハードがPC98かはともかく、現在と同じ感じでLLMを利用しているのであれば、NVIDIA(cuda)を利用していると思われるので、現代と同じようなサーバ(しかも生成速度からA100を何枚か搭載しているヤツ)を購入しているのでしょう。

さすが、社長。太っ腹っす。(A100 80GBは、1枚あたり約350万)

そして、24時間戦えますか?グッツ。

最後の注射器挿入って血管だよなぁ・・・まさしく、直リンターボってやつですね。こんなのが市販化されている世界、恐ろしい。

出勤時間となり、守くんが、独り身あることを喜び(?)ながら仕事へ行く守くんを見送るコノハ。

上から目線ではありましたが、「いってらっしゃい」の声は、常にいた家族や仲間は、アメリカと遠く離れ一人いた守くんにとっては、久しぶりで嬉しかったでしょう。

2023年、ノン子さんの娘さんが大学受験になり、コノハは、スランプ?で、「一発屋」だと叫び、守くんは、心を鎮めるためPC98の起動音を聞く有様。

なんか、心に暗い影をもっているとしか思えない。

コノハは、この時、守くんから言葉遣いが変わっていることを指摘され、現在の世界軸に合わせて強制が発生されているのではっと指摘され、気分転換に外出をしつつ、昔のことを思い出す。

・・・え?昔ですか?

つい最近のことじゃね?

手元にある、「ネトゲの嫁は、女の子じゃないと思った?」11巻を確認すると、2016年6月10日・・・7年前か・・・もうこの頃だと、色々と倒産したり撤退したりしている秋葉原なので大分色々となくなって様変わりしていたかと思うと、今の人たちが見えるアキバと私の見えていたアキバは違うのだと改めて思いました。

そんな回想の中、悪い人達(笑)がなんか、悪い話をしている。

冬夜ちゃん、闇落ちどころか、完全に悪党になってもうた。

そう、拉致までやる会社と合併をして、ヤバイことをしながら美少女ゲームを作っている。

マジ犯罪です。

拉致られたコノハは、SFぽい部屋にピチパツスーツを着て、これまたSFぽい恰好をさせられ部屋を調査。

この辺は、ゲームの基礎で、総当たり調査ですね。

ドアの鍵はかかっておらず、ゲーマの経験上ヤバイことがあこりそうでるが、部屋をでることに。

部屋をでてみると、廊下には等身大フィギア(?)が展示されている。

これ、エコーの所の廊下と同じ感じがしますね。

そんな通路を進むと、また、露骨に「怪しい」場所にでました。

ケースの中には、人がびっしりと詰められている。

おかしい、最初は、懐古的作品で、巨〇の姉さんたちが、エロゲーをつくる話を見ていたハズだったのですが、ガチ、犯罪を行っている話になっている。

アメリカに行っていると言われているアルコールソフトの人たちもココに拉致られて入れられていそうですね。

ヒロインがピンチの中、守くんは、拉致現場近くにおりました。

町で見かけたコノハにコーヒーをおごろうと、気をきかせて買っている最中に拉致。

連絡がとれなくなり、状況から推測した守は、松原さん(cv.佐倉綾音)に電話し、速度のでる車を用意してもらうことに。

松原さん、時間を問わず、リスケや車の調達などの急な無茶ぶりにも対応するとは、優秀すぎる。

そして、信頼のある仲間たち(中古PC)に、コノハの居場所を探す手伝いをしてもらう。

この絵を見た時、「ああ、HDDはついているんだな」っと。最初見た時は、外付けFDDだったような気がしたので、そこに目がいってしまいました。

電力が、すげーことになってそうだ。

残り2話。最後にはどんな結果になっているか、気になります。

少なくともこの話の勝利条件は、以下の3点でしょうか。

1.コノハの身柄を心身ともに無事な状態で確保

2.奪われた「こみパ」を奪還。

3.ラスト・ワルツの対抗馬をこの状況化で作成して、1999年で無事販売すること。

まだ、ゲームの素案すらできていない状況で、間に合うでしょうか。楽しみです。

「ゆ」が、並んでいると「ゆゆゆ」が思い浮かびます。